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第2回 | |
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| ■ エピソード#1...小松空港2階の洋食レストラン編 それは、私がまだフリーターだった頃(とは言っても、5年くらい会社勤めをした後のこと)お手伝いしていた会社関係のトラブル(これはこれで濃い〜いお話しがあるのですがそれはまたいずれ)に巻き込まれて十二指腸に穴が開いてしまい、一ヶ月ほど自宅静養をしておりました。 そろそろ社会復帰しなくてはならないのだが、仕事も無く貯金を喰い潰していたところへ友達(今の会社の社長)から電話が掛かってきて「ちょっと、カンファレンス関係の仕事があるんだけど手伝わない? 場所は金沢なんだけど、食い物がうまそうだよ?」との話し。 渡りに船とは言い回しが古すぎますが、お手伝いをすることになったのです。 カンファレンス自体は(滞りは実はあったけど)無事終了。 夜の金沢でうまい物をたらふく食って、うまい酒をしこたま飲んで(「お品書きに書いてある酒を右から順番に持ってきてぇ!」なんて……)翌日は寝坊しつつ、それでも東京へ戻らなくてはならないのでボヤ〜っとした頭でとにかく小松空港まではなんとか到着。 さて、朝から何も食ってないので腹がヘッタじゃありませんか?ということで関係者数人と小松空港2階の洋食レストランへ入ったのです……。 「ハンバーグ」 なのです。 でも、最近はハンバーグにも様々なバリエーションがありますね。 普通のハンバーグに和風ハンバーグ、イタリアンハンバーグやらきのこのハンバーグやら……さて、もうお気づきですね。 そうです。この様なケースでは『きのこの』がNGワードな訳です。そんなことはこの業界に長い私としては初級も初級ですので、ここで『きのこの』を頼んでしまうといったヘマはやらかさない訳で、かといって、濃い食べ物(イタリアンハンバーグ)を食べたいという体調でもないので、ごくあっさりと(普通の)ハンバーグとライスとコーヒーを頼んだのでした。(余談ですが、『和風』もかなりの確率でNGワードです。) 「ハンバーグはどちら様でしょうか?」 爽やかな声に速やかに反応した私の前に出されたハンバーグの上に・・・上に?・・・上にっ!・・・あ〜ダメだっ、もうこれ以上書けないっ!いや書きたくないっ!! ぐぉぉぉぉぉ許さんゾ!!!>小松空港の2階の洋食レストランのヤツめっ!!!! ……と、今思い出しても怒りがこみ上げてきますが、なんと私が頼んだ『普通の』ハンバーグの上一面に、アレがっ、あのおぞましいモノがっ、あの毒キノコが刻まれて、本体であるハンバーグを隠す程の量が敷かれていたのです。 ご丁寧にデミグラスソースと絡めて……。 ちょっと待てヨ?貴様! 私が頼んだのは紛れも無い、『普通の』ハンバーグではないのかっ?! メニューには『きのこの』ハンバーグがあったから、あったからこそあえて普通のハンバーグを頼んだのだよ、オレはなっ! いますぐ、この『毒キノコの』ハンバーグを持っていきたまえっ!それから支配人を呼べっ、支配人をっ!! なんてことは気が弱いので全く言えないのですが、ウエイトレスの方に恐る恐る「これは『きのこの』ハンバーグでは無いですよね〜?」とたずねました。 もちろん「いいえ、(普通の)ハンバーグです。」とのお答え。 なんてこった、やっちまったよ。 いや、やられっちまったよ。 悲しいよ。 人生鬱だよ。 あ〜もうやってらんねぇ〜よ。 自分が情けないよ。 泣けるよ……。 と、私は泣きながら、でもハラを決めて上のブツをそ〜っとどかし、続いて、ブツが乗っていた面をナイフで剥がし、どかすのに使った食器は使わないで箸かなんかを使い、なんとか残った部分を食べたのでした。 でもデミグラスソースも極力どけたので、あんまり味がしませんでした。 つうか、味しなくて良かったのかも……。くぅっ。(泣) と、話しはここで終わらないのです。 実はこのカンファレンスのイベントのディレクターとして参加していたある人物と私はかなり親しくなっておりました。 なんといってもお互いの嗜好がピタリと一致していたからであります。 すなわちっ、『毒きのこ』は食するものにあらず! という人生訓を身に付けていた者同士(いや、同志)としての友情がカンファレンスの準備期間を通じて育まれていたのであります。(う〜ん、かなり言い過ぎですな。 でも仲は悪くはなかったと思う) さて、その彼はかなり遅れて問題の洋食レストランに合流しました。 つまり、先発隊の我々が完全に食べ終わり、且つ、皿が下げられてコーヒーカップだけがテーブルの上に乗っている……そういう状況で合流したのです。危険だっ、危険すぎる! 「何にしよ〜かな〜、栗ちゃん何食べたの?」 ど〜して業界の皆様は「ちゃん」付けで人を呼ぶのか?ということは置いといてですね。 ここで私にフッと悪魔が降臨してしまったのです。魔がさしてしまったのです。(って同じことか) 「えっ?ハンバーグだよ? 普通のヤツ。 お勧めだよ。」 その後のことはもうここには書かないのです。 その後、空港でチェックインし、飛行機に乗り、羽田に到着し、赤坂で解散するまで、彼と私は一言も口をききませんでした。 後日、反省のメールを送り、ようやくのことで和解したのでありました。 あの時はごめんよぉ>O場さんm(_ _)m |
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