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第1回 | |
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| ■ 結婚の条件 「幸せはどこか遠くにあるものではなく、身近にありその場で作り上げていくものだ」。ケビン・ベーコン主演、ジョン・ヒューズ脚本の「結婚の条件」はそういったフレーズで終わる。 二十歳の頃、男友達の家で見終わった後、不覚にも涙を流していた。当時貧乏学生だった私はビデオデッキを持っていなかったので、レンタルビデオを近くに住む友達の家に持ち込んで見ていたのだった。(当時、ビデオデッキは8万円ぐらいしたと思う。) ふと、隣の友達を見るとその目にも涙が。ワンルームの狭い部屋で無言のまま、涙を流す男二人。今思い出しても気恥ずかしくなる。 ストーリーはごくごくシンプルで、ギクシャクした新婚カップルが子供を授かることになりひと騒動あるというラブコメディ。結婚とは、子供とは、何だろう。。結婚にも子供にも縁がなかった当時だったが、何故だかツボにはまった映画だった。 蛇足だが、同じくジョンヒューズ作品では「恋しくて」もよかった。「フェリスはある朝突然に」はまあまあかな。「ホームアローン」から嫌いになっていったんだよなー。 なぜだろう。週末に二人で気ままに遊ぶ生活を続けたかった。まだまだ”ゆっくりと二人で”すごしたかった。まだ子供を育てるという責任を背負いたくなかった。自己中心的な理由だが、二人の意見は一致していた。「二人だけの生活というのもいいかもね。。」 そして、私は子供が嫌いだったのだ。他人の子供を見ても、心からかわいいとは思えない。(きっと育てるのは大変なんだろうな。。)そんな感想だけが頭に浮かんでいた。道端などで泣き叫ぶ子供を見ると憂鬱になっていた。 しかも、飲み会の席で私に面と向かって意見する人が多々いた。 T氏「子供はいい。あの純粋な姿勢にはこちらが教えられる」 そして、そのうち妻も欲しいと言い出した。そうだなー、まぁ、一人ぐらいはいてもいいかな、と思うようになる。基本的に子供嫌いの私だが、自分の子供ならきっと好きになるだろう。いくらなんでも。「ああ、子供なんて産まなければよかった」と後悔している人を少なくとも私は知らない。 一度きりの人生だ。二十年後に欲しいと思ってももう無理だろう。今挑戦できることをやらずに過ごせば悔いが残るかもしれない。。。。そう思っていたころにアッという間に妊娠発覚。 僕らの星はまだ誕生していなかったが、その源は小さいながらもエコー写真にしっかりと写っていた。 |
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