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第19回 | |
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| ■農薬万歳!無農薬主義者はイモムシを食え! 家庭菜園をやった経験がある人なら理解できると思う。農薬を使わないで菜園をやっていこうとすると、これはもう、とんでもなく大変なのである。 きゅうりでもトマトでも、キャベツでもなんでもいい。みなさん、いっぺん無農薬で育てて下さい。 収穫する分量よりも、青虫だのなんだのかんだの、虫に食べられる分量の方が、絶対的に多い。油断していると葉っぱを食べ尽くされてしまい、あとには枝しか残らない。そういう野菜もある。夏だけにとどまらず、カツオ菜とかも、人間の指のように太いイモムシさまに食い荒らされてほとんど何も収穫できなかったことさえあったのだ。おぞましすぎる。 無農薬栽培は、虫との戦いである。一日たりとも油断はできない。炎天下、トマトの苗を守るために、一日に何度も畑にでむいて、葉っぱにくっついている、芋虫のたぐいをひっつかんで捨てる。生類を憐れむ気持ちを抱いて、近くにそっと除外するなんてえ、生易しいことをすると、すぐに葉っぱに復帰するんで、その場で虐殺しないと、効果は無い。 吹き出す汗。照りつける太陽。のどはからから、目はぐるぐる。虫のために、畑の番人と化して、来るヒモ来る日も、いつもいつも夜が明けてから暮れる迄、一日欠かさず、いもむしを取り除き続けて、やっとこさっとこ、ほんの少しのトマトとかできたりすると、うれしい。 炎天下で農作業をしていると、こういう無農薬栽培は、おそろしい手間と暇がかかること、とんでもない贅沢なことだと思うのである。
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そうして、ついに農薬に依存する農業に切り替えた。農薬は偉大なり。20世紀最大の発明といってもよい。あえぐように葉っぱの裏や表を凝視して、そこにくっついている虫を指でつまんで、踏みつぶす、吐き気を催す作業から永遠に解放されたのだ。 虫たちとの果てしない苦労をしていた先人たちが、農薬を使用して、その苦労から一挙に解放され、農作物を虫から防衛することができるようになり、収穫の安定が保証された時代の感動を、僕はまったく追体験したというわけだ。 どうだ、みたか。農薬こそわれわれ農民の味方なのである。 それでも農薬がいやだ、という消費者のために、市場には無農薬野菜がやたらめったらに目につくのが気になるこの頃である。そんな、虫との戦いを行いながら、貴い手間ひまをかけて、野菜を育てている奇特な農家が、この工業立国ニッポンにごろごろあるのか!市場の無農薬野菜の総量は、栽培実数を上回っているのではないのか。大いに疑問である。 ましてコストを重視する外食産業の食卓に安価に並ぶような、そんな量産できる無農薬野菜とかあるのか、ほんとに。 そんなに手間をかけた野菜は、トマトなら一個550円。キャベツなら一玉600円くらい値段をつけてもいいぞ。しかも葉っぱの内部には、芋虫20匹いり。それこそ無農薬の証しなのだから。 |
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というわけなので、諸君。『あたし農薬使っていない野菜じゃないとイヤ!。農薬使った野菜は、身体によくないから、やなのおおお』っておっしゃるかたは、油虫と青虫付着野菜が、無農薬の証しなので、どんどんいっしょに食べて下さい。化学肥料も使わないから、回虫だの蟯虫だのの卵が付着した糞尿肥料ぶっかかりの健康野菜を、サラダにして食って下さい。 無農薬野菜に付着した『畑のミルク』と呼ばれる、巨大アオムシを生食すると健康にもいい。ときたま店頭で『虫がついているので取り替えてください』などと、とぼけたことを叫ぶ客がいるが、とんでもない。無農薬野菜の証明ではないか。ありがたく虫入り野菜を持ち帰れるべきである! 化学肥料を拒否して糞尿自然肥料が大好きな人々は、肥料に混入した寄生虫の卵を食べて、お腹に虫を飼うことにより、サナダムシや回虫、蟯虫の宿主となり、無駄な栄養分を寄生虫がすすりとってくれるので、ダイエットにもなる。一石一鳥なのである。止めはしない。無農薬野菜おおいに結構ではないか。 お、れ、は、い、や、で、す。 【無農薬 野菜 嘘のキーワードで見つけたページ】 ■無農薬野菜を栽培するなんて嘘だ!派 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafuwa/009001 ■無農薬野菜ができないなんて嘘だ!派 http://www2s.biglobe.ne.jp/~okage/i-saahajimeyou.htm |
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