第1回
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■ 臺灣の巨大ヤクルト?

 子供のころ『ああーヤクルトを死ぬ程飲んでみたい!』と思ったことありませんか。

 中華民國臺灣省に遊びに行った時のこと。たまたま入ったコンビニで、巨大なヤクルト?を発見した。
 で、でかいぞ。これは。

 なんと500cc入りなのである。ポカリスエット缶よりもでかい。しかも、まぎれもなくヤクルト容器の拡大型という形状に執着している点に好感が持てる。さっそく購入してホテルに戻って飲むことにした。
 漢字で書いてあるので、キャッチコピーもなんとなく分かる!
 『ビフィブス菌1200万個入り!』だぜ。どうやって数えたんだ。1200万個。200万個とか300万個とかケチケチしてないところがよい。500ccもあるんだからな。そんくらい入っていることだろう。

 さっそく、ふたをあけて、腰に手をあてて飲む。まぎれもなくヤクルトの味がする。がぶ飲みできるなんて、なんちゅー幸せだろうか。ごくごくごくごくごくごくごく。飲む。  ごくごくごくごくごくごくごく。どんどん飲む。なかなか減らない。ごくごくごくごくごくごくごく。どんどんどんどん飲む。

 乳酸飲料の爽やかな感覚は次第に薄れてゆき、強い甘味が目立ちはじめる。
 『とりあえず。いったんここまで』
 半分を飲んで冷蔵庫に入れた。
 風呂上がりにさらに飲む。前よりも甘味が早く強くなったので、残りは明日にまわす。それっきり、『黒松沙土コーラ』とか、『椰子の実ジュース』とか、日本ではありえないような、土着飲料がたくさんあるので、次々に買ってしまい、それも次々に飲まないとならないし、巨大ヤクルトを後回しにしたまま、やがて帰国の日を迎えた。

 その夜、臺灣省へのなごりを惜しむべく、巨大ヤクルト容器を手にして、残りを一挙に飲み干す!
 『ああー子供時代の夢を、たったいまこのとき、かなえているんだなああああ』
 そういう実感とともに、ひときわ濃厚になった底部の液体を、ずずずずうううううっと飲み干した。

【臺灣旅行のページ】
http://isweb26.infoseek.co.jp/diary/otama11/taiwan2001/taipei.html
 

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