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第25回 | |
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| ■軍用機に頬染めて F-14が全機退役する。 ていうか、した。 近々退役するとは知っていたが、もうすでに日本でのラストフライトを終えたと聞き、寂しさを禁じえない。 F-14とは、言うまでもなくアメリカ海軍の超音速制空戦闘機、『F-14トムキャット』戦闘機の事である。 世界最強の艦載戦闘機と呼ばれ、機体は大型。可変後退翼を持ち、鳥そのものを思わせるユニークで優美なシルエットは表情豊かで、ファンが多い。 アメリカ海軍が誇るドッグファイター。戦うステータスシンボルである。 日本では漫画『エリア88』でも有名。天下御免の航空傭兵ミッキー・サイモンといえば、トムキャットだ。 その最たるものは、映画『トップガン』。 この映画で超人気ハリウッド・スターとして世界でブレイクしたトム・クルーズだが、それもこのF-14の名演があっての事だ。 はい。月並みな、F-14の紹介、終わり。 お前、トムキャット好きだろう? お前は? トムキャットさん、と言え。 俺は、大好きだ。 フェニックス使えない?(禁句) 馬鹿野郎! トムキャットが実績残してたら大変じゃないか! みんなトムキャットが大好きなんだ!! もっとも愛された戦闘機。 愛されて、三十年。 一機でいいから、くれ。 ![]() 以前からトムキャット戦闘機にご執心だった俺・・・・。 俺は、軍用機が好きだった。 なんせ小学校入るか入らないかぐらいの頃に『軍用機オール百科』なる本を買ってもらってて熱心に読み耽っていたのだから。 あの頃俺は戦闘機の知識に関しては自信を持っていた。 F-15イーグルやF-16ファイティングファルコン、日本でもお馴染みF-4ファントムといった人気機種は言うに及ばず。 爆撃機ならベトナムでカーペット・ボミングを敢行し「死の鳥」と呼ばれたB-52ストラトフォートレス。 輸送機の代名詞はC-130ハーキュリーズ。その地上掃討モディファイ型は「空の戦艦」スペクター・ガンシップ。 世界でF-14だけが装備出来るスーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッド28号的ウルトラミサイル『フェニックス』は軍事ロマンチズムの典型を具現化したスーパー兵器だが、一発でそこそこの戦闘機が買えそうな値段のハイコストごく潰しだ。 テレビ誘導型対地ミサイルのマベリック。 その他ヘリ全般・・・・超ド級ツインローター輸送ヘリ、チヌーク。 対潜哨戒機、電子戦機といったカテゴリーも豊富。 他にも変り種、大統領専用機エアフォース・ワンも乗っていた。 ![]() その本ではファイターパイロットが晒されるGの影響まで漫画で説明されていた。 いくら性能のいい戦闘機に乗ったからって調子こいて急加速、急旋回を繰り返したら、自分の体重の七倍、九倍のGに張り倒され、押し潰され、下手をすると失神してしまうよ、というのがわかりやすく描いてあった。 若干後付けもしたが、これだけの知識を仕入れていたのは凄い事なのだ。 いくら戦闘機好きのガキだといっても戦闘機と攻撃機の違いがわからない、説明出来ないのがほとんどだったのだ。 ソ連のホーカムっていうヘリ知ってる? 哨戒って何? 紹介じゃないよね? ・・・・とかまずその辺の意味がよくわかっていないのである。 ところが俺ときたら、戦闘機に備え付けられた一発加速装置「アフターバーナー」の存在まで学んでいた。 ![]() 意訳で「再燃焼装置」と訳される。 あれは燃焼室にもう一回燃料をぶち込んでその爆発的な反作用でド派手な加速を得ようというものだ。 あの有名な体感ゲームが出た時、俺はそのネーミングセンスに痺れたものだ。 スピード感はもとより、瞬時に一回転する画面に眩暈する。 普通ああいうゲームだったら「ジェットファイター」とか、「スカイアタック」とか、そんなネーミングに走る。 だが、『アフターバーナー』である。 これは素晴らしい。 しかもローからハイに、さらにローに一気に叩き込めばタイトル通りに「アフターバーナー」が作動し、スピードメーターを振り切る超 絶加速が体感出来るのだ!! キイイ―ン、キイイーン!! とかっ飛ばし最大戦速。 ひたすらスロットルを漕ぐ! 漕ぐ!! 漕ぐコノヤロウ!!! だが、俺ときたら。 これが不思議な事にかわせるものである。 俺、ニュータイプ状態。 スーパーサイヤ人化。イッちゃうのである。ハジけてしまうのである。 こうなればとかく、「もう他の事なんてどうだっていい」の境地に突入する。刹那的快感に身悶えし、酔い痴れる。 ゲーマーズハイだ。 ドーパミン出まくり。 これでギャラリーでもいれば、モチベーション急上昇。 今じゃ考えられない。 アフターバーナー・ハイ。 それは追憶。 ・・・・はい、話戻そう。 だから俺はバージョン『2』が出た時、「来た!!」と快哉を叫んだものだ。 ![]() 本に話を戻そう。 あと航空自衛隊におけるスクランブル発進の手順。 何より興味を惹いたのは「空母」の特集だった。 海上を走る航空基地、というコピーは燃えた。 ![]() それだけではなかった。 そう、最強の猫・・・・トムキャット戦闘機である。 |
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