第19回
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■ 日本分離独立プロジェクト!?

 税金がまた上がる。
 
 来年度の予算も決まったそうだ。それを支える国の財布から出る金の多くが国債・・・国民からの借金である。もちろん、今のところ返済の目処はたっていない。年々その負債は雪だるま式に膨らんでゆく一方である。
 次の世代への「負の遺産」は日々増大しているというわけだ。
 
 今、お前一体どうしたんだと、思われた方もいらっしゃるだろう。

 どうもしない。ちょっと風邪で熱っぽいだけだ。
 
 平成13年度・・・我が日本の一般会計歳入の総額は82兆6524億円である(今手元には過去の国税庁の資料があります)。
 その中で租税・印紙収入は50兆7270億円。公債金は28兆3180億円、歳入に対して借金が占める割合はじつに34.3パーセントという事だ。
 今、この部分をさらっと読み飛ばした方もいらっしゃるだろう。
 正直ウザいほどの数字の羅列だし、額たるや途方も無いものだ。しかも、内容的に一国民としてあまり嬉しいもんじゃない。収入のうち約三分の一が借金だなんて世も末な話だ。
 
 我が日本は借金大国である。
 
 1970年代から始まった公債残高の累積、借金の積み重ねは、80年代後半から本格的に右肩上がりしていく。そして90年代後半から一気に激増するのだ。グラフを見てびっくりする。思わず分度器でその角度を測ってみたくなったがあいにく手元にないので目分量でいくと、だいたい87か8度ぐらいだ。こんな角度で増えているのである。
 
 よくわからないが、なんとまあである。
 
 さて、結果的な借金はどれくらいになったかというと、概算400兆円・・・以上だ。グラフでは2001年末で389兆円とある。古いデータしかないが、2002年度はもちろんこの数字に上乗せされる。じつに国民一人あたり300万円以上、国に金を貸しているという事になる。
 加えて、長引く不況で年々税収が減っている。政府は国の財布の紐を締めまひょか、とかなんとか言っているが出て行くものはしっかり出て行くので、その分「借金」に依存する事になる。
 
 で、今回の、「なんとか税」とかいうタバコとか発泡酒とかにかけられる「増税」である。
 税収が減ったから、いくらかでもとれる部分からとろうという事で、増税である。税調委員会というのは、そういう発想らしい。これは一般の各家庭の財政にも新たな圧迫だ。企業にも、また更なる負担を強いることになる。また日本の企業が元気をなくす事になるわけだ。
 不況の時だからこそ、税金を安くし、企業の競争力活性化を促すべきなのに、また新たな重石を載せてその首にもう一本縄をかけようというわけだ。国は失策の嵐なのに、その代償を更なる「企業努力」に期待しようってなもんだ。
 税金は馬鹿にできない。企業にとって税金というのは難物なのだ。実際税金でブッつぶれる会社もあるのだ。
 だいたい消費税なるものが「悪法」だという。これが国民にかなりの負担を強いるらしい。
 やれ5パーセント、やれ5パーセント、5パーセントである。何でも5パーセントである。何を買っても、だ。かのイギリスにも消費税はあり、十何パーセントというものだが、課税対象が限られているので実際にはさほど高くはないという。
 えー平成13年度ぉー、我が日本の一般会計歳入に消費税が占める割合は10兆1290億円である。なんか数字でゴリ押しという感じの今回だが、これだけ国民の生活を圧迫しているのである。

 今自分でもちょっと寝そうになってしまったが、何もここで政治論をぶち上げたり、おやじ臭く辛気臭い時事話をしようというわけじゃない。思想論も打つ気はない。
 だいたい、私のおつむはそれほどのスペックはありません。
 極めてオブラート並みの薄っぺらさが身上です。経済新聞斜め読みで頭痛がしてくるくらいっすから。
 現にこの文だって「だという」とか、「らしい」とか自信なさげの文章じゃないですか。こんな内容、テレビつければどこかの経済評論家とか解説者がいつも口にしているだろう。

 しかも俺、えらそーに言うほどたくさん税金納めてないし。確定申告のおじさん、いつもこのやろうじゃなくてありがとう。

 この場での話題は、「ふとん猫」のテーマは、限りない「バカ」である。
 その展開こそがこのコラムの本質であり、真骨頂である。あくまで、おつむぱーが第一原則なんである。
 2003年も頭悪く力押しでゴーひろみである。
 底打ち感もない不況の暗いご時世なればこそ・・・・、
 楽しい時も笑顔で猫!! 苦しい時も笑顔で猫!!

 で、消費税がこのまま増えていったらどうなるかなー、とか、国の財政がもちろんそうなるだろうけどますます悪化していったらどうなるかなーとか、いろいろ雑談していた時に出た話。
 実に突飛で笑えたので。
 
 消費税。
 今は、5パーセントだ。もう結構という感じだが、以前は3パーセントでした。5パーセント以上増えないという保証なんてありえまへん。いや、確実に近い将来税率は上がる事だろう。そんな雲行きだからだ。
 もしこれが、10パーセントだとか、20パーセントだとかになったら・・・。いや、ちょっとお徳感を出すために8パーセント、18パーセントとかにしたら・・・(しねえよ)。
 政治家の頭のネジが完全に飛びまくって30パーセントにしようだとか言い出したら・・・。

 一揆である。

 国民総決起で、クワや竹槍を手に国会議事堂に殴りこみである。米よこせ、である。
 暴動が起こるだろう。日本の国民は元来お上に弱い。国の施策に対して割と従順な方だ。今の5パーセントだってブーブー言いはしても、結局は泣き寝入りでじきにそれが「当たり前」と浸透してきて、現在に至っている。まあ、税率の決定が国民の手を離れた所で行われているので実際致し方ないが、それがジャパニーズなのである。ジャニーズではない。政党間の権力争いうんぬんかんぬんでも、そんな日本人なのである。
 しかし、20パー、30パー払えと言われたらもう「死ね」というのと同じである。「母に捧げるバラード」の武田鉄也の母親っぽく一言である。今から数年後は、さらに日本経済がお寒くなっているに違いないので、これは緩慢な死刑宣告である。
 「おらたつに死ね言うだか!!!」
 死にたくないし、あまりの搾取にマジギレした国民は、やけっぱち半分日本中のそこかしこで暴動。
 「21世紀一揆」、もしくは「平成大一揆」である。

 ここまでは笑えない。本気で起こりそうだ。
 為政者による一方的な増税というのは、国時代体制を問わず多くの問題を起こさせているのだ。私の上司の言葉だ。それが極まると決まって民衆の大暴れである。

 しかし、私の上司は、ここでとんでもない事を言い出した。
 国がさらにやせ細り、さらに収入がなくなって目も当てられない状態になったらどうなるか。必殺技の国債も金が湧き出る魔法の壷じゃないので限界がある。公共事業関係費だの防衛費だの社会保障関係費だのに金を使いたくとも鼻血も出ないという末期的状況である。
 こうなるともはや地方自治体に回す金などなくなってしまうのではないか。
 「あんたらだけでやっていってよ」と。
 もう国なんて当てにできない。俺達は俺達だけでやっていくしかない。
 しかしやれるのか・・・だが、やらなくては。と、キャプテンを不意の交通事故で失ったラグビー部かバリボー部の部員達のように苦悩する地方自治体。

 で、挙句の果てが・・・日本分離独立運動・・・勃発である。

 あながち馬鹿にできない。明治維新の時だって、薩摩とか長州藩とかが結構独立国っぽい事をしているのだ。独自に外国と貿易や政治取引をしたりしてだ。
 もし「ありえないメーター」とかあったら「ありえない」のほうに針が動きそうだが、100パーセントないとはいえない。今では「あるかバカ」とか速攻否定されそうだが、事態は事によったら人間では予測できないほど急速に変化していくのだ。何億、何千項目もの要素が複雑に絡み合い、これに不確定なものも加味される。歴史の気まぐれは猫よりひどい。これから何年後、日本がどうなっていくか、わかったものじゃない。
 まあ、まだ笑い話にはなる範疇だ。
 あの大国ソ連が解体するなんて予測できた人間は何人いただろうか。危ないな、とは思ってもああも見事にひっくり返るとは思わなかったはずだ。このおかげで、どれだけ近未来を描いた映画(ソ連存続前提)や漫画が「時代遅れ」になったか。
 
 日本列島解体。
 
 そう、政治家の腐敗と政府の無策と失策で国の経済が破綻し、国家離散。なしくずしの崩壊。各自治体はバラバラに・・・まさにソ連じゃないですか。かなり強引だが、モデルケースにできそうだ。

 まず、「国家」は外敵から身を守るために「軍隊」を持たなければいけない。日本の各都道府県の人口なんてたかが知れているから、国防軍程度の規模だろう。狭い国土の中で、最大限の人数で「軍隊」という規模を維持し、運営するためにはスイスみたいに皆兵制度を敷くと最適だろう。
 「軍隊はいいや」という割り切りも潔くていい。維持運営する能力もないのに無理はよくないからだ。
 あと、各地方自治体が完全にてんでバラバラになるとは考えにくい。同盟、合併、軍事衝突の挙句の併合・・・大きい事はいい事だから昔の戦国時代のような「日本の覇権」を巡って国盗り合戦が展開されるかもしれない。もっとも、日本の混乱に乗じて外国が侵攻してきたり介入してきたり、内戦状態になってそれが度を過ぎると国連が非常措置として乗り出してくる可能性も考えられる。
 で、一番の問題はどうやって稼ぐか、である。
 物事にはお金が必要で、お金がこの世の真の支配者なのであり、何かするにもお金が必要だ。「文明的な(定義としての)」人間社会でやっていくためならだ。国家も例外ではない。
 稼ぐためには、基幹産業というか商売する手段が必要だ。
 これは難問である。日本にはロシアなどと違って石油もパイプラインもないのである。プーチンが今やっているロシアのエネルギーをヨーロッパに売る、しかも格安で、というプロジェクトなど逆立ちしてもできない。
 土地もない。肥沃な大地はどうかというと穀物自給生産率も低い。喰いモンのほとんどは外国からもってきている現状である。勝負できる資源が何もないのである。今身の回りにあるほとんどが海外から持ってきたものだといっても過言ではない。
 生活レベルは間違いなく一気に低下するだろう。餓死者も出る。
 戦後の復興を支えた頭脳と工業力があるじゃないかというが、そんなものがバラバラになった分離独立後の日本でできるわけがない。ミクロ国家のささやかな生産力なんぞ、ないも同然だ。今でさえ、安い人件費で工業力を高めてきているアジア圏国家に脅かされているのだ。
 収入がないのに、どうやって国を維持していけばいいのか。
 何かあるはずだ、日本の強みという奴が。売り物にできる輸出品が・・・。
 モナコみたいに観光収入で喰っていくか。タックスヘヴン化したり、賭博場とか作ったりして。F1呼んだりして。
 かなり過激だが、ドラスティックな軍国化改革を行って国民全員傭兵化し、戦闘要員輸出国家として出稼ぎに頼るか・・・。
 はたまた日本の美、伝統工芸で稼ぐか・・・・。
 伝統工芸・・・世界に誇れる・・・。

 宮崎駿が、「千と千尋の神隠し」で世界的な賞(失念)を取るという大快挙を成し遂げたそうだ。

 そうだ、これだ。日本のアニメとか漫画とかは、海外にかなりレスペクトされているそうだ。これで外貨を稼いだらどうだ?
 あ、やっぱり駄目ですか。

 財政面での問題を解決したとしても、エネルギー問題が残る。原発があればいいが、それをおっ建てるにも莫大な建設費がいる。核燃料も輸入しなければいけないし、再処理の問題も・・・。
 しかし、それでも地方自治体分離独立化の可能性はゼロとはいえない!!

 と、この場で力強く説くが、結局話の結びで、「んな、あるわけないわなー」と二人して頷く私と上司だった・・・。

 師走の31日に速攻で書いたので、今見たら凄くイっちゃってます、今回。
 結構穴だらけですが、勘弁。(データも去年のじゃん)
 間違いがあったら、笑って勘弁。

 では、よい布団を!!  よい猫を!!

 グッド・スリーピング!!!
 2003年も安眠と快眠を!!


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