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第8回 | |
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| ■ わるものと順序 「前の方に続いて順序良くご乗車ください」 そうか、ちゃんとならんでなきゃな。 でも、乗ったあとはどうかというと、俺は次の駅で降りるからな、という人が乗ってすぐ立ち止まってみせたり、いまいちな感じだ。でもまぁ分かりやすいルールだ。なにしろ前の人に続いていればいいのだから。 人はならぶのが好きだ。なんでもならんでみせる。ならばなくてもいいところでならんでみたりもする。レストランで遊園地で、ここはおいしいだろう、おもしろいことになっているのだろう、と期待がふくらむのだ。順序を重んじる気持ちのよい民族ともいえる。 しかし「ならぶのはなんとかならんか」と誰かが言ったのだろう。番号札という概念があらわれた。 空港のエスカレーターもだ。大抵のエスカレーターは1段につき2人の人が乗れるようにできている。そこで登場する謎のルールがこれだ。 福岡都市高速は現在T字型だ。南からまっすぐ北にきて、海に当たると2手に分かれる。その西の端が先日さらに伸びた。ちょっとしたニュースだった。ゆくゆくは西と南がつながり、環状線になるという。 |
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「ならぶ」というルールは、きっと人が多くて忙しい東京の人たちが作ったのではないかと。 そして「わるもの」のぼくは今日もまた右車線を走り抜ける。 |
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