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第4回 | |
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■ 裸と裸、男と男 大綱のライバルは玉ケ崎。モットーは「強いばかりが能じゃねえ」。白玉部屋所属。白玉という名前が醸し出す弱々しい雰囲気同様、この部屋の親方は病弱で、立ち上がるにもせき込むといった具合なのであった。そして、白玉という名前が醸し出す小ぶりな雰囲気同様、この部屋は小所帯なので、巡業には黒雲部屋に同行させてもらうというありさまなのであった。 あるとき、寝ずに親方を看病して部屋に戻った玉ケ崎が、休む間もなく若い衆に稽古をつけている時に足を負傷。と同時に親方急死の報がもたらされる。玉ケ崎は現役を引退、白玉部屋の新しい親方となった。その玉ケ崎、「自分が土俵に立てなくなったので、せめて自分の意志を継いで立派に土俵で闘ってくれる弟子が一人欲しい」と、有望な力士のスカウトに乗り出す。その力士とは、黒雲部屋の富士ノ山だった。一本気で「意地っ張り、かんしゃくもち」、しかし素直な富士ノ山は良い力士になると見込んでのこと。実は同じ思いでいる黒雲部屋の親方なのだが、渋るものの最後には了承。富士ノ山は、白玉部屋へと移籍する。それから4年。番付をかけあがってきた富士ノ山が、ついに、元兄弟子の大綱と対決…という話。 その1)玉ケ崎の浴衣放り投げ その2)富士ノ山の男泣き その3)富士ノ山の飛び込み 元いた黒雲部屋のお嬢さん、きよから、しこ名にちなんで富士山の絵をもらっていた富士ノ山。その絵が土俵にあがるときのお守りだ。しめこみの中にはさみ込んでいるというのだから、なんちゅう男らしさ。 「なぜすっぱだかで土俵にあがるか考えたことあるかい。裸は清浄無垢、無我無心だ」 「裸と裸。男と男。魂と魂。土俵に生きる俺達だけの知る生きがいをしみじみ味わってみねぇかい」 裸と裸。男と男。でなくとも、何かを極めた者同士が通じ合う領域というのは、端から見ると聖域だ。そんな場面に出くわして、自分も何とかして加わりたいような、冒したくないような、不思議な気持ちで眺めるのが、私は結構好きだ。 そして蛇足ですが、相撲を見ている人は知っていると思うのだけれど、化粧まわしをした力士が土俵上で丸くなってまわしをちょっと持ち上げるシーンがある。手を打って、片手をちょっとあげて、化粧まわしをちょっと持ち上げて、両手をちょっとあげる。あれが私は好きなのだけれど、このやり方が映画の中では違うのだ。手のあげかたが。なぜなんだ!? |
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