第7回
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■ くいもんのう・ら・み(1)
  食べもの大好き。
みんなもそうかもしれないが、ぼくは「食べる」ことを中心に日々を組み立てている。
「今日はお昼に○○を食べよう。そうすると夜は野菜を補えるものを・・」とか、
「△▼が食べたいから××に行こう。ついでにそこで■■買おう」などなど、
まず食べる予定から考え、行動を肉付けしていくことが多い。
それほどまでに食べものが好きなぼくですので、これまでの人生、
「食い物のうらみは恐ろしい」を自ら体現する事件もありました・・。
 
 

1)「牛乳かん」振り払い事件
中学の、高原教室だったと思う。中2。
当時、母親が「牛乳かん」をよくつくってくれていた。
直径20cmくらいのドーナツ型の型(?)が大活躍し、各自切り分けて食べる。
ときどき缶詰のミカンが入っていたりして、ぼくはそれがとても好きだった。

その日、一皿分の牛乳かんを残し、ぼくは高原教室に出発した。
帰宅後の楽しみとして、冷蔵庫に大事にしまいこんで。
ところが。
2泊3日の旅程を終えて帰ってくると、愛しいマイ牛乳かんが、
忽然とその姿を無くしているではないか!「ギャ!」

「ぼくの牛乳かん知らない?」
ばあちゃん「あー、誰か食べちゃったよ。」
「・・・!!!」
ばあちゃん「かわりにコレ食べな」
と、ばあちゃんがくれた何か(忘れました)の皿を、ぼくは思わず振り払った。
「いらないよ!!」
弧を描いて落下し、畳の上に転がるデザート皿。

いや、本当のことを言うと、もしかしたらなくなってるかもとは思っていたんだ。
牛乳かんは寒天なので、数日おくととけてしまう。それは知っていた。
なんというか、ささやかな反抗期だったのだと思う。

ぼくはそのまま、「うわあん!」とばかりに部屋に駆け込んだ。
後で母親から聞いたところによると、ばあちゃんは
「あの子は不良になったよ!」と言っていたそうだ。どんな不良だ。

おかげさまで、まったく不良になることもなく現在に至るわけですが、
遅い反抗期の影響もあったとはいえ、
自らの牛乳かんへの執着と、それ故に起こした行動を思い返すと、
「人って何がきっかけで間違い起こすかわからんなー」と
他人事のように思うわけであります。

長くなってしまったので、次回に続きます・・
   

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