第6回
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8
のっぴきならないところまで来ているのです!

いま住んでいる家は、おそらく築25年はたっています。木造で、夏は暑いし冬は寒く、以前クルマが突っ込んだときにできたヒビさえあります。
だからかどうかわかりませんが、結構出没するのです!
ねずみが。


夜、台所のほうからなにやらコトコトと音が聞こえたり、天上を元気に駆け回る音がきこえたり。
いや、音なんかどうでもいいんです。やはり一番ショッキングなのは「囓られ」。「なんでこれを!?」というものを囓ります。たとえばセッケン。たとえば発泡スチロール。たとえばサインペンのキャップ。うちに住むねずみは、間違いなく身体の具合がわるいはずです。
しかもそれを、ふとした時に発見する衝撃といったら!
「えーっと確かこのへんに・・・うわあ!」そのときの脱力っぷりといったら!
ぜってえコロス!被害者をゴミ箱に投げ込みながら、思わず目に殺意が宿ります。

実は、以前にも2回ほど捕まえたことがあります。「ゴキブリホイホイ」と同じ要領の、粘着シートで。1度は普通サイズ、一度はかなり大きいと思われるヤツ(ガンバで言ったら縞シャツの「ヨイショ」)でした。
お食事中の方には申し訳ないんですが、死に際のねずみはいろいろ噴出します。もがけばもがくほど広い面積が粘着していって自由を奪われるので、本人相当くるしいはずです。
キィキィいってるねずみが力尽き、それをぱたんと閉じてゴミ袋に入れて捨てるのは、どうにもやるせないものがあります。
でも、ねずみに部屋を荒らされるのもやはりやるせないものです。もう、やります。

 
それから毎晩、帰宅するたび、間男のようにそっとドアを開けて「キィキィ」という断末魔の声が聞こえないか耳をそばだてています。無音であることがわかると、もう息絶えているのかもしれないと思って「ねずみホイホイ」を持ち上げます。(そう、この機会にあらためて、生き物は死んだら有機物的な気配がなくなるということに気づかされました)
・・重くなってない。そこでぼくは初めて、中を覗き込むのです。「捕れてない。」そして内心ホッとしてしまうのです。
 
 

そんなこんなでもう3ヶ月。今度のヤツはカシコイらしく、ぜーんぜん捕まりません。昨日も、塩の入ったポリ袋が囓られているのを発見しました。塩食うなよ!
はぁー、科学に頼って「電源を入れておけばねずみが家からいなくなる」っての買おうかしら。

   

<- ひとくち感想はこちらからどうぞ



Copyright (C) 2001-2005 CARAMELPOT.COM